沖縄で月に30万円稼ぐスキル 鍵を握るのはSNS活用
- 2021/1/12
- 経済
県内の中小企業や個人事業主などを対象に、SNSの使い方やSNSを利用したマーケティングのノウハウ・スキルについての学びを提供する「Business Style Academy おきなわ」(BSA、浦添市)。主宰する園田めいさんは「沖縄経済の底上げ」を目的に、各種業界事業者の現在の業態を見直すきっかけを作り出し、SNS時代のブランディングのあり方や、起業などについて女性の目線からも様々な提案を行っている。
IT化の激的な遅れ
「スマホの普及率は70%超えているのに、40代以上の人でサイトに登録してログインすることができない人も結構いる」
ネットでの情報収集が主流になり、企業経営とSNSでの情報発信とはもはや切っても切れない関係になっている。園田さんはこれまで県内で受けた相談などから、デジタルスキルについて紙でできていたことをPC上で代替しているだけの「ワープロ感覚止まり」になっている人たちが未だに多いと指摘。「沖縄のIT化は特に遅れているのが現状」と分析しており、産業の主軸である観光業界でもその傾向は顕著だという。
昨年から新型コロナウイルス感染拡大で、多くの事業者が売上に大きな打撃を受けている。その中でSNSなどを使ったウェブ上での情報発信が事業の立て直しや回復の速さに寄与したケースも少なくない。
「そもそもウェブ発信のためのスキルが必要だった状況だったが、コロナが拍車をかけた形になった。今後は全ての企業で取り組むことが必須と言っていいと思うし、行政の支援や補助などの動きも不可欠になってくる」