米兵の少女暴行などに抗議 宜野湾市で県民大集会
- 2024/8/11
- 社会
米兵による少女暴行に抗議し、オスプレイの飛行停止と普天間飛行場の閉鎖返還などを求める県民大集会が10日、宜野湾市で開催された。多数の参加者が集まって米軍と日本政府に抗議する集会アピールを採択した。玉城デニー知事も参加した。
集会は、昨年12月に在沖米軍兵が16歳未満の少女に誘拐と性的暴行を加えたとされる事件が今年6月に発覚したことや、昨年11月に屋久島沖で発生した米軍オスプレイの墜落事故などを受けたもの。オール沖縄会議、第3次普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団、第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団が主催した。
玉城知事は「私たち県民が政府に主張しているのは、正当な方法だ。われわれは決して諦めないと強く主張していこう」と強調した。また、高良鉄美参院議員や、新垣邦男衆院議員らも登壇した。
集会アピールでは、「オスプレイを飛ばし続ける米軍と、日本政府に強く抗議し、即刻の飛行停止と普天間飛行場の閉鎖・返還を求める」とした。
また、「沖縄への負担過重の事実を政府は率直に認めるべき」とした上で、▽事件・事故の頻発を国民の隠さず即座に伝える▽日米地位協定の抜本的な見直しと基地の整理縮小ーを求めた。
集会後、玉城知事は記者団に対し「9月に訪米する予定。できるだけ多くの関係者に県民の思いを伝えていきたい」と語った。