コザに感じる二色のカラー

 

 その後B.C. Street は中央パークアベニューとなり、照屋の方には銀天街というアーケードモールが誕生し、70年〜80年代には双方とも那覇にも引けを取らないほどの栄華を極めた。

銀天街 アーケードはもう見れなくなる

 そこから後の時代の推移は皆さんが現在目にしている通りである。

コザは10年後もこの雰囲気をとどめるか

 今ではその栄華を極めた姿をほぼ想像できないが、それこそこのように紆余曲折、戦争によって波乱万丈に振り回されることを余儀なくされた町が越来村であり沖縄市でありコザであるわけなのである。

 その認識を持ち、実際に未だ数多く残る戦後のコザの歴史跡や名残を見て、そこから何かを感じ取ってみることは大事なことだと思う。

 この雰囲気は、もしかするとあと10年も持たないのかもしれない。

 しっかりと見て感じれる間に、足を運んでみることをお勧めする。

Print Friendly, PDF & Email
次ページ:
1 2

3


関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…
宮古毎日新聞

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ