コザに感じる二色のカラー

 

 その後B.C. Street は中央パークアベニューとなり、照屋の方には銀天街というアーケードモールが誕生し、70年〜80年代には双方とも那覇にも引けを取らないほどの栄華を極めた。

銀天街 アーケードはもう見れなくなる

 そこから後の時代の推移は皆さんが現在目にしている通りである。

コザは10年後もこの雰囲気をとどめるか

 今ではその栄華を極めた姿をほぼ想像できないが、それこそこのように紆余曲折、戦争によって波乱万丈に振り回されることを余儀なくされた町が越来村であり沖縄市でありコザであるわけなのである。

 その認識を持ち、実際に未だ数多く残る戦後のコザの歴史跡や名残を見て、そこから何かを感じ取ってみることは大事なことだと思う。

 この雰囲気は、もしかするとあと10年も持たないのかもしれない。

 しっかりと見て感じれる間に、足を運んでみることをお勧めする。

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池村 純

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沖縄情報英字ウェブマガジン Okinawanderer、外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者および県民との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても活動。2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても出演し、沖縄の隠れた魅力を発信中!

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