TV番組で沖縄−台湾・アジアを結ぶ
- 2020/10/16
- 社会
――本作りは大変ですからね。沖縄でのアナウンサーやリポーターを経て台湾に活動の舞台を移した訳ですが、どんな番組を手掛けていたんですか。
「沖縄は台湾やアジアの風景に連なり、なんの違和感もなく過ごすことができました。金曜の最終便に飛び乗り、月曜の始発便で戻ることを続けていましたが、本を執筆したのを機に『住んじゃえ!』と移り住むようになりました。高雄国際マラソン、沖縄の企業と台湾の企業を結ぶ県主催商談会、泡盛普及イベント、沖縄と台湾の生産者が出品するコーヒー交流、沖縄ナイト、経済分野の連携強化を推進する覚書(MOU)の締結式……沖縄と台湾が関係するイベントを琉球朝日放送(QAB)の夕方のニュース番組「QAB・Qプラス」の枠内で放送しています。現在は台湾の様々なニュースを紹介する『わんさか台湾』のコーナーで発信中です」
体を張ってのリポート
――台湾のイベント、レジャー、ビジネスものからグルメ情報まで幅広くて、確かにわんさかてんこ盛りですね。
「楽しんで取り組めました。同じQABで『旬感アジア』というコーナーも楽しくて、もう一度やりたいくらいです。照明も音声もカメラも同行せず、スマホで自撮りしてしゃべる中継スタイルです。写真は台湾でのものですが、台湾国内のみならずベトナム、フィリピン、遠くはトルコ、イスラエルまで足を延ばしてリポートしました。イスラエルはアジアの西の果てという位置づけですからね」
――死海に浮かんでいて楽しそうな写真ですね。体を張ってリポートしている気がします。持ち前のフットワークの軽さを生かし、スマホ一本で世界の各地からリポートできるなんていいですね。ところで、海外番組の販売や海外向け番組の企画・制作を手掛けているそうですね。
「はい、沖縄の企業や自治体がプロモーションのため、例えば台湾のテレビ番組で取り上げてもらうためにテレビ局に働きかけたり、フォロワーの多い俳優やタレントを招へいして番組に出演を依頼するといったことをしています」