「最後に一緒にやれて良かった」同級生の“清武功暉&富所悠”が語ったコト FC琉球

 
シュートを放つ富所

「感覚が合う選手がいなくなるのは寂しい」富所

ーーー試合を振り返って。

 「お互いチャンスが多かった中で、どちらも点を決められなかった。試合中も選手同士で話してましたけど、最後に0ー0はおもしろくない。残念ですね」

ーーー内容の評価は。

 「選手が何人か入れ替わった中で、みんなしっかりゲームに入れてました。ピンチも多かったんですけど、多くのチャンスをつくれたところは評価できると思う。自分も含め、決められそうなシーンが何回かあったので、そういうところでしっかり決め切れないと来年上の順位には行けないかなと思います」

ーーー17位という結果の受け止めは。

 「シーズン前に自分たちが思っていた昇格というところからはだいぶ離れてしまいました。途中チームの方針だったりでだいぶ苦しいところがありましたけど、監督が鍾成さんになって、またチームの方向性が少し琉球らしくなってきた。今はいい方向に行ってるんじゃないかと思う。本当に苦しいシーズンでしたけど、最後のところでは来年に向けて選手もスタッフも同じ方向を向けたんじゃないかと思います」

ーーー来年は上位に入れる感触があるか。

 「鍾成さんも今シーズンは特に守備のところに気を使ってやっていたと思うんですけど、元々は攻撃的な監督。攻撃の持っていき方は、個人的に来シーズン楽しみなところではあります」

ーーー清武選手が一緒にプレーできて良かったと言っていた。ご自身の受け止めは。

 「キヨ(清武)もそうだし、今日は入ってなかったですけど、(阿部)拓馬も感覚が合う。ボールを一緒に蹴った時から楽しい。同じ感覚でやれる選手がいなくなるのは寂しいです。そういう選手がいる中で結果を残せなかったことは、責任も感じます」

 「今日の試合では最後キヨにキャプテンマークを渡して、フリーキックも全部譲りました。点を取りたかったというのは本人も言ってました。楽しかったです。もっと一緒にやりたいというのは思いますけど、これも含めてサッカー。他のチームに行っても、お互いに離れても、いいプレーをできればなと思いますね」

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長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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