「最後に一緒にやれて良かった」同級生の“清武功暉&富所悠”が語ったコト FC琉球

 
直接フリーキックでゴールを狙う清武功暉(左)と富所悠=2日、福島市のとうほう・みんなのスタジアム(長嶺真輝撮影)

サッカーJ3のFC琉球は2日、アウェーで行った福島ユナイテッドFC戦を0ー0で引き分け、17位で今シーズンを終えた。通算成績は12勝19敗7分の勝ち点43。

 今季最終戦では、今シーズン限りでの契約満了が発表されているMF清武功暉(32)が前半13分、FW野田隆之介の負傷に伴い、急遽ピッチ入り。同級生であるMF富所悠(33)と共に前線でプレーし、何度もゴールに迫った。

 試合終了後、メディアの取材に応じた清武は「最後にトミ(富所)とやれて良かった」と感慨深げに語り、富所も「離れてもお互いいいプレーができればと思います」と今後を展望した。2人の一問一答を紹介する。

「最後にトミと抱き合って熱くなった」清武

ゴールを見据える清武

ーーー最終戦を振り返って。

 「決めないといけない場面は多かった。勝てる試合だった。残念です」

ーーーフリーキックでも存在感があった。

 「自信を持って打てました。最後に点を決めて琉球を去りたかったけど、仕方ないですね。現役を引退する気はないので、カテゴリーはどこか分からないですけど、次につなげないといけないです」

ーーー琉球では最後の試合となった。

 「『最後の1試合だな』と思いながらプレーしました。最後にトミと抱き合った時はちょっと熱くなりましたね。最後にトミとやれてよかったです」

ーーー今シーズンを終えた心境は。

 「今までの1年とそこまで変わりはない終わりです。次に切り替えないといけないし、僕は次を探さないといけないので」

 「ただいい1年ではなかった。今年は最初からけがもあったし。(倉貫)一毅さん、喜名(哲裕)さんに対して僕は信頼してた部分が多かった。一毅さんは徳島の時から知ってる人で、喜名さんは去年も去り、今年もああいう形にしてしまったのは一番の心残りです。喜名さんが引き受けてくれた男気に応えられなかったのは、僕ら選手とクラブの責任だと思います」

ーーー沖縄の居心地はどうだったか。

 「今日も福島は寒いけど、沖縄は気候が違くて生活しやすい。すごくいい場所でした。今後も何かしらの形で沖縄との関わりは持ち続けられればと思ってます」

Print Friendly, PDF & Email
次ページ:

1

2

関連記事

おすすめ記事

  1.  サッカーJ3のFC琉球が、第2次金鍾成(キン・ジョンソン)監督体制下の初陣を白星で飾った…
  2. 今季から琉球ゴールデンキングスに加入したアレックス・カーク(左から2人目)やヴィック・ローら=16…
  3.  FC琉球の監督が、また代わった。  サッカーJ3で20チーム中18位に沈む琉球は1…
  4. 戦前に首里城正殿前に設置されていたバスケットボールゴールを再現した首里高校の生徒ら=8月27日、那…
  5.  8月12日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室は熱気が渦巻いていた。ステー…

特集記事

  1. 再びFC琉球の指揮を執ることになり、トレーニング中に選手たちに指示を送る金鍾成監督=19日、東風平…
  2. ヴィック・ロー(中央)の入団会見で記念撮影に応じる琉球ゴールデンキングスの(左から)安永淳一GM、…
  3. 沖縄県庁  沖縄県は、地域の緊張を和らげようと、4月から「地域外交室」を設置し、照屋義実副知…
ページ上部へ戻る ページ下部へ移動 ホームへ戻る 前の記事へ 次の記事へ