キングスCS開幕直前!全13選手・HCの意気込みを紹介、12日から名古屋D戦

 
12日からチャンピオンシップのクオーターファイナルに臨む琉球ゴールデンキングスのメンバー©Basketball News 2for1

 プロバスケットボールBリーグ1部のチャンピオンシップ(2戦先勝方式)が12日、幕を開ける。西地区で6連覇を果たした琉球ゴールデンキングスは同日、ホームの沖縄アリーナに同地区3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎え、クオーターファイナルの第1戦を戦う。13日に第2戦を行い、1勝1敗となった場合は15日に第3戦を実施してセミファイナル進出チームを決める。

西の“矛盾対決”を制するのは…

 名古屋Dの最大の武器は高い攻撃力だ。平均得点はリーグ2位の85.4点、アシスト数は2位の22.7本、スリーポイント成功率は3位の35.5%に達する。さらにスティールが1位の8.1本、オフェンスリバウンドが4位の13.1本となっており、素早い攻守の切り替えからの速攻やセカンドチャンスポイントも多い。

名古屋Dのアラン・ウィリアムズと対峙するジャック・クーリー=3月15日、沖縄アリーナ©Basketball News 2for1

 それに対し、キングスは平均失点がリーグで4番目に少ない73.5点の堅守のチーム。個々のハードな守りに加え、シーズン中に磨いてきたチームディフェンスで簡単なシュートを打たせず、リーグトップの平均本数(42.0本)を誇るリバウンドで流れを渡さない。特にオフェンスリバウンドが強く、リバウンド王のジャック・クーリーを中心にセカンドチャンスポイントはリーグ1位だ。

 3地区からCSに進出した計8チーム中、4チームを占めたハイレベルな西地区を勝ち抜いた両チームによる“矛盾対決”を制するのはどちらか。勝者はセミファイナルに進み、中地区1位の川崎ブレイブサンダースと同2位の横浜ビー・コルセアーズの勝者とファイナル進出を懸けて対戦する。

岸本「気負わず、大胆に、アグレッシブに」

クイックモーションのスリーポイントを武器とする岸本隆一の勝負強さが、CSでも炸裂するか©Basketball News 2for1

 悲願の初優勝への挑戦が始まるのを前に、キングスがメディア向けに提供した全13選手と桶谷大ヘッドコーチによる意気込みのコメントを紹介する。(選手は背番号の数字が小さい順)

■桶谷大ヘッドコーチ

「60試合のレギュラーシーズンを戦う中で、一つ一つの試合でチームケミストリーを高めながら成長してきました。一番いい状態でチャンピオンシップに臨めます。ホームの利を生かし、ファンの皆さんと一緒にチャンピオンシップを戦っていきたいと思います」

■#1 ジョシュ・ダンカン

「西地区を制覇できた勢いのままCSに臨み、一人一人が全力を尽くし、より良い状態をつくり上げていけたらと思います。Go Kings!」

■#4 コー・フリッピン

「今シーズンのチャンピオンシップには強みも弱みも異なる8チームの猛者たちが集結しています。多くのファンが集まるホームで試合を開催できることは本当に自分達にとって重要で、苦しい時間帯も皆さんの後押しがあって乗り越えられると思います。会場で会えることをとても楽しみにしています」

■#7 アレン・ダーラム

「西地区で優勝し、CSに向けて勢いを持って臨めますので、決勝の舞台にまた戻り、自分たちが描く形での(シーズンの)フィニッシュを目指します。皆さんのサポートがあれば、ファイナルへ辿り着けます」

■#9 渡邉飛勇

「西地区優勝を果たしましたが、高校生の頃から通して、優勝という経験は初めてです。この『勝つ』という感覚を持ち続け、CSでも頑張ります」

■#11 松本礼太

「去年優勝できなかった分、悔しさを晴らせるように優勝を目指して頑張ります。チーム力の良さに注目してほしいです。」

■#14 岸本隆一

「やっとスタートラインに立ったという気持ちです。ここから先は結果が全てなので、内容どうこうよりも、勝ちにつなげられるプレーをやっていきたいです。チームとしてどういうプレーができるか、というところが自分たちの良さだと思います。選手、スタッフ、応援してくれる方々を含め、全員の力によるチームワークを見てほしいです。気負わず、大胆に、アグレッシブにチーム一丸で戦っていきます」

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