首里のすけ徒然レポート① 50年前の植物あそびは令和2年も楽しいか
- 2020/9/27
- エンタメ・スポーツ
ど~も!!!沖縄で活動しています、お笑い芸人の首里のすけです。名前の通り、首里出身の首里大好き芸人です。以後、ごひいきに宜しくお願い致します。
さて、今回のテーマですが、実は僕の祖父が沖縄植物学の草分け的存在である多和田眞淳という学者なのです。その祖父が残した多数の著書の中から、植物解説として関わっている「おきなわ子供のあそび(植物編)」という本に書かれてある植物あそびを、孫の首里のすけが実践し、時空を超えても果たして面白いのかを検証していきます。
まず、この本のあとがきによりますと、「プラスチックのおもちゃが増えている時代において、植物あそびの伝達や継承の機会がほとんど無い事が残念で、この本はその植物あそびの伝達の一助となれば幸いです。」というような事が書かれてあります。1976年に刊行された当時でも植物あそびが減っている訳ですから、当然のことながら1989年生まれの僕はほとんど植物あそびというものに触れた事はありません。
本書では38の植物が紹介されていて、それぞれの植物での遊び方が紹介されています。
植物あそび① ガジュマル
その中でまず取り上げたいのは、THE沖縄の木というべきガジュマル。
沖縄の街路樹や公園などでよく見かけます。那覇市役所の正面にもどーんとありますね。祖父の解説によると、防風樹や、家畜小屋の柱、盆栽、お椀、テーブルなど使い道は広く、支柱根は高級ステッキ材、樹皮は腹痛の薬、樹液はトリモチ、枝葉は家畜の飼料になるという事で、昔からうちなーんちゅの生活を支えてきた木という事が分かります。
それでは、そんな生活必需木ともいうべきガジュマルのエンタメ性を、確かめていきたいと思います。
~ガジュマルでチョウチョを作ろう~
作り方① ガジュマルの葉っぱをどこからか拝借する。
(写真は、祖父の家近く首里崎山のガジュマルの葉っぱ)
作り方② 真ん中を切る
作り方③ 片方を曲げる
作り方④ むすぶ 先端は割く 完成
スゴイ!!!これは、完全にチョウチョです!!!
神が決して許すことの無かった、生物が生物を創造するという行為をあざ笑うかのように、今この瞬間ガジュマルの葉っぱはいとも簡単にチョウチョに生まれ変わったのです。
生み出そうと思えばいくらでも生み出すことが出来ます!!!
後は、飛行能力のチェックを行い、能力が確認され次第、私は神様を名乗る事とします。
神様になるには由緒正しき場所が良いと考え、首里八景にも選ばれている、首里屈指の高台である、崎山公園の展望台より飛行式を執り行いました。
………神様リスペクトです。でも、神様まであと一歩のところまで近づけたので良しとします。
せっかくなので、本物のチョウチョとも戯れてみました。
うん、楽しい!何はともあれ楽しい!あなたも、ご近所のガジュマルでチョウチョを作ってみてはいかがでしょうか?