日本復帰50年式典 沖縄、東京で同時開催 記念硬貨の発行も

 
復帰50周年記念貨幣の一万円金貨幣デザイン(財務省発表より)

 政府は8日、沖縄県の日本復帰50周年の節目となる5月15日に、沖縄と東京の2会場で記念式典を同時開催することを閣議了解した。両会場をオンラインで結ぶ。財務省も8日、本土復帰50周年を記念した1万円金貨と千円銀貨を発行をすることを発表した。

両陛下オンライン出席 岸田首相は沖縄へ

 記念式典は県と政府の共催。国民全体で沖縄の戦後史を振り返るほか、沖縄の魅力を国内外に発信することを開催趣旨とする。天皇、皇后両陛下はオンラインで参加し、岸田文雄首相は沖縄会場に出席する見通し。沖縄在住者は沖縄会場、その他の参加者は東京会場に参列する予定。

 政府は開催に向けた事務作業を進めるため、松野博一官房長官を本部長、県選出衆院議員の西銘恒三郎沖縄担当相を本部長代行とする式典実施本部を設置。内閣官房には準備室を立ち上げる。

 松野氏は8日の記者会見で「本式典が沖縄復帰50年の重要な節目にふさわしいものとなるよう、沖縄県とも連携して取り組んでいく」と展望。西銘氏は「北方領土問題などさまざまな国際情勢を見ていても、沖縄の復帰というのは大変な出来事だったと思う。この歴史的な意義を考える上で、非常に重要な式典になる」と話した。

首里城正殿などがあしらわれた千円銀貨幣

1万円金貨と千円銀貨発行、首里城など描く

 財務省が発行する記念硬貨は、1万円金貨と千円銀貨の2種類。金貨は表面に首里城正殿と琉球舞踊「四つ竹(ゆちだき)」、銀貨は首里城正殿と県鳥のノグチゲラ、県花のデイゴが描かれ、いずれも裏面には伝統工芸「紅型(びんがた)」の模様でハイビスカスなどがあしらわれている。発行枚数は金貨が2万枚、銀貨は5万枚。

 金貨は15・6グラムで直径26ミリ。販売価格は税込み15万3500円。銀貨は31・1グラムで直径40ミリ。価格は1万1700円。財務省はそれぞれの価格について「素材に貴金属を使用し、特殊な技術を用いて製造されることから、貨幣の製造などに要する費用が額面価格を上回る、プレミアム型の記念貨幣」と説明している。

 販売は金融機関などの窓口での引き換えは行わず、造幣局による通信販売で行う。申し込み受付は復帰記念式典が行われる5月15日から3週間程度。申し込み方法は同日午後2時以降に造幣局のウエブサイトで公表する予定。商品の発送時期は金貨が今年9月下頃から、銀貨が8月下旬頃からとなっている。

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