南城市長選、23日投開票 再選か返り咲きかの一騎打ち

 

 任期満了に伴う南城市長選挙が23日に投開票される。2期目を目指す無所属・現職の瑞慶覧長敏氏=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=と、返り咲きを狙う無所属・前職の古謝景春氏=自民、公明推薦=の2人で、2018年の前回市長選と同じく一騎打ちの構図だ(並びは届出順)。

瑞慶覧長敏氏

 瑞慶覧氏は市長就任後に就学援助率を倍増させたことや、保育園待機児童を約7割減らしたことなど、現職としての実績をアピール。コロナ対策を含めて市民の命と暮らしを守こと、児童福祉と学校教育の充実化で子どもの権利を大切にすることなどを盛り込んだ8つの基本政策を掲げて再選を目指す。

古謝景春氏(右)

 合併後の初代市長を務めた古謝氏は、特産品を販売する「南城市地域物産館」のオープンや、児童館と図書館を兼ね備えた複合施設の設置など、市長時代の実績を強調。重点政策には野球場整備によるプロ野球球団誘致やデジタル都市構想特区申請、5Gのインフラ整備などを挙げ、市政への再起を狙う。

 選挙戦は現市政への評価やコロナ対策、子育て支援、経済振興などが主な争点だ。前回選挙では当時4期目を目指していた古謝氏を瑞慶覧氏が破って初当選を果たした。瑞慶覧氏の得票11,429票に対し、古謝氏が11,364票でわずか65票差が勝負の命運を分けた。

 南城市選挙管理委員会によると、22日時点の期日前投票者数は13,136人。南城市の選挙人名簿登録者数は35,869人(男:18,007人、女:17,862人、2021年12月現在)となっている。

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