アメフト・琉球Gライオンズ、初の有観客試合 米軍リーグ参入へ

 
新城利一郎代表(隣はパパのチームが敗れ悲しむ長女)

「こんなにお客さんがいっぱい入ってくれるとは思わなかったし、(入口検温や場内整理、記録撮影など)ボランティアスタッフの方も100人以上来ていただきました。イベントとして僕も興奮してしまいました。勝つゲームを見せたかったのですが、力不足だったのでこれからさらに頑張っていきます。ボールゲームとしては大成功と思っています。時間を使って頑張ってくれた人たちがいっぱいいます。みんなの力の結晶だと思っています」

 今回は入場無料だったが、首里城再建のチャリティーとしての募金活動が行われた。選手の持つ募金箱には、帰途へ着く観客から次々善意が寄せられていた。試合を見て心動かされた人たちが多かったと理解して間違いない。

スポーツエンターテインメントとしての可能性

首里城ボウル チアチームの応援

 試合前やハーフタイムでは、チームの公式チアダンサーズ「琉球ライオネス」が中心となり、県内の児童館や中高生チア、障がいのある子どもたちのダンスチーム「琉球ノビッターズ」などとコラボして総勢200人のパフォーマンスを披露した。さらに元DA PANPのKENさんと国内外で活躍するシンガーソングライターHI-D(ハイ・ディー)さんが、RGL応援ソングとして提供した楽曲「DASH(奪取)」で会場を沸かせた。

 また会場入り口近くでは飲食店のキッチンカーやTシャツ等の球団グッズの販売ブースが並び、買い求める人たちの列ができていた。バスケで成功を収めている琉球ゴールデンキングスのように、アメリカ人に人気の高いスポーツチームがしっかり沖縄で根を張ることができれば、より多くの人たちの関心を呼びそうだ。

米軍リーグ参加・将来はXリーグへ

 米軍リーグにはDRAGONSはじめ基地内3チームが所属し、来季からは琉球ガーディアンライオンズも参加予定だ。実際には今年から参加予定だったが、新型コロナの影響でリーグ戦が行われなかった。来季の開催に関しても話し合いはこれからだが、RGLに加え、琉大アメフト部も参加の可能性がある。そして宮古島でも社会人チーム「Seahawks」が誕生し、有観客試合開催はこれから増えることが予想される。県民にはまだアメフトを知ってもらう段階で、沖縄のチームのレベルアップは簡単な事ではないが、格上のアメリカ人チームから学び切磋琢磨し、競技のすそ野が沖縄でも広がれば、スポーツアイランド沖縄の魅力がまた一つ増えることになる。

 RGLは情報発信にも積極的で、ツイッターなやインスタなどSNSの他にも、チームのHPを立ち上げている。試合や練習のみならず、アメフトを通した子どもたちとの交流など、地域貢献のための活動も紹介されている。関心のある方はぜひチェックしていただきたい。地域に親しまれるチーム作りを目指しながら、RGLは設立当初からの目標である国内最高峰のXリーグ入りに向けステップアップを続ける。

琉球ガーディアンライオンズHP
チーム公式ツイッター
公式チア 琉球ライオネスツイッター

 

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吉田鉄太郎

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読谷村出身。県外放送局勤務後、帰郷しFM沖縄・FMよみたん情報番組パーソナリティー、RBCスポーツキャスターなどを経て、現在はQAB報道部にてスポーツを中心に記者業務に携わる。ヴォーカリストの妻とバトントワリングに励む娘と元気に楽しい3人暮らし。

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