下地氏自民復党は「党本部の判断」 保守系OBら結束呼びかけで会合
- 2021/9/13
- 政治
衆議院選挙を前に、自民党への復党を求める下地幹郎衆議院議員のグループと、これに反対する自民党沖縄県連とのにらみ合いが続くなかで、下地氏を支持する経済界のグループの呼びかけに応じて保守系の首長OBや議員OBが9月13日、那覇市内で会見を開き、県政の奪還を実現するために保守勢力の団結の必要性を訴えた。
「保守中道の一体化」実現へ
会見を開いたのは、元参議院議員で元浦添市長でもある儀間光男氏や元衆議院議員の安次富修氏、そして元糸満市長の上原昭氏ら「保守系首長OB並びに議員OBによる県政奪還を実現し沖縄の確かな未来を創る会」のメンバーの20人だ。
同会は設立主旨で、現在の県政運営について「県と政府との対立が深まるばかりであり、県民不在の『イデオロギー優先の県政』が続いていると言わざるを得ない」と批判。復帰50周年を迎える来年の知事選を勝利するためにも、「保守中道の一体化」を実現すべきだとした。
共同代表のひとりの儀間光男氏は、「菅首相の総裁選不出馬もあり、一気に政局が慌ただしくなっている中、2ヶ月以内に衆院選、各市町村長選挙も目白押しで、その後には知事選も控えている。今後多くの保守中道の皆さんに声がけして、志と情報を共有して展開していきたい」と意気込みを語った。
近く予定されている衆議院選挙をめぐっては、現在は無所属の下地幹郎氏が自民党への復党を求めているが、これまで沖縄1区で下地氏と争ってきた自民党の國場幸之助衆議院議員や自民党沖縄県連は反対しており、復党が認められるかは予断を許さない。
会見では、この問題について質問された。これに対し、同じく会の共同代表となった安次富修氏は、「来年の知事選に向かっていこうということで、1区がどうというわけではないし、(今回の呼びかけは)特段、(沖縄1区から自民党公認で立候補する)國場氏に向けたものではない」と述べて、この会は衆議院選挙に向けて立ち上げられたものではないとしつつも、「復党問題については、最終判断は自民党本部の判断に委ねられていると理解している。下地氏においては来る各種選挙戦に協力し、その卓越した政治手腕を発揮すべきだと考えている」と述べて、期待感をにじませた。
自民党は、9月17日告示、29日投票の日程で総裁選挙を行う予定にしており、立候補予定者らによる舌戦の真っ最中だ。衆議院選挙に向けた戦略は、総裁選後に新しい総裁や役員のもとで改めて練ることなる。衆議院選挙の日程は10月とも11月とも推測されているが、下地氏の復党問題を議論する時間は多くは残されていない。