初優勝を飾ったキングス、主力の岸本と今村が契約継続!ダンカン、松本は退団
- 2023/6/2
- エンタメ・スポーツ
2022-23シーズンに初優勝を飾ったプロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは2日までに、2023-24シーズンに向けて主力の岸本隆一、今村佳太との選手契約の継続を発表した。名護市出身の岸本はチーム最長となる12年目、今村は4年目に入る。一方、シーズンを通して安定した活躍を見せたビッグマンのジョシュ・ダンカン、控えガードの松本礼太は退団が発表された。
岸本「幸せ感じる」 今村「また最高な景色を」
“ミスターキングス”と称される生え抜きの岸本は現在33歳とベテランの域に入っているが、昨シーズンもレギュラーシーズン、チャンピオンシップ(CS)の66試合にフル出場。ポイントガードとして安定したゲームコントロールや勝負強いスリーポイント、鋭いドライブでチームを引っ張った。以下は本人のコメント。
「来季もキングスの一員として闘える事に幸せを感じています。新たな困難に直面する事もあると思いますが、互いを尊重し誠意をもってプレーできればと思います。共に団結し、頂点目指して一緒に闘っていきましょう!」
今村は昨シーズン、平均で11.3得点、3.6アシストとオフェンス面のスタッツでいずれも自身最高の数字を記録。試合終盤の勝負所でボールを託される場面も増え、エースとしての地位を確立した。ディフェンスでもさまざまなタイプの選手を守れる万能性があり、今年9月に中国で開催される第19回アジア競技大会の日本代表候補にも選出されている。以下は本人のコメント。
「またこのチームで来季もプレーさせていただける事に感謝しています。積み重ねと、新しい変化を楽しみながら皆さんとまた最高な景色を見られるよう精進していきます。よろしくお願いします!」
ビッグマンの補強に注目
昨シーズン加入したダンカンは全試合に出場し、レギュラーシーズンで11.0点、6.3リバウンドを記録。特に武器であるスリーポイントの成功率は驚異の46.5%に上った。退団を受け、「残念ではありますが、キングスの連覇の力になることはできなくなりました。沖縄は私の心の中で常に特別な場所であり、ここで過ごした素晴らしい瞬間をこれからも忘れません。みなさんに感謝しています」とコメントした。
ダンカンは昨シーズンのリバウンド王に輝いたジャック・クーリー、CSのMVPに輝いたアレン・ダーラムと共にキングスの重量級インサイド陣の一角を担っていたため、今後球団がどのような補強をするのかが注目される。
松本は2021-22シーズンの途中に特別指定選手として加入。22-23シーズンは選手契約を勝ち取ったが、選手層の厚いキングスにあって、出場は17試合にとどまった。今後のプロキャリアに向けて「キングスにいた時間で多くの事を吸収でき、成長できたと思います。この学んだ事を次の場所で活かして皆さまに成長した姿を見せられるよう頑張りたいと思います。本当にありがとうございました」とした。