箱根の「山の神」が指導 神野大地選手が宮古島で「ランニング教室」

 
神野選手(手前左)と一緒にウオーミングアップをする参加者=11日、宮古島

 「宮古島ワイドー・ズミ大学駅伝大会2023」を前に、大会サポーターでプロランナーの神野大地選手による「ランニング教室」が11日、宮古島市陸上競技場で開かれた。幼稚園児から一般まで約40人が参加し、神野選手から正しいランニングフォームやウオーミングアップ方法などの指導を受けた。

 神野選手は、青山学院大では箱根駅伝で2連覇を達成するなど活躍。大学3年時には箱根駅伝の往路5区で区間新記録を樹立し「3代目山の神」として駅伝ファンに親しまれている。 

 現在、セルソース所属。2021年12月の防府読売マラソンで2時間9分34秒の2位となり、パリ五輪マラソン代表選考会「MGC」への出場権を得ている。

 陸上教室では、神野選手が大会でけがをしないため、良い結果を出すために練習前に動的ストレッチを指導した。動的ストレッチは筋肉を温め、関節の可動域を広げ、心肺機能を高める効果があるという。

 その後、トラックに移りスタート時の姿勢や腕振りのコツなどを説明。参加者らは真剣な表情で説明を聞くとともに実践していた。神野選手は「皆さんが速く走れるためのコツを教えたい。きょうは楽しい時間を過ごそう」とあいさつした。

 参加した小学6年生の久重東洋君は「ウオーミングアップしただけで腕の上がりやすさなどが全然違った。真剣にやると結構大変だった。覚えたことを練習にも生かしたい」と語った。

(記事・写真 宮古毎日新聞)


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