バスケW杯アンバサダーに元MVPのパウ・ガソル氏就任 沖縄など3カ国開催

 
今夏に沖縄などで開催されるバスケW杯のグローバル・アンバサダーに就任したパウ・ガソル氏(©︎FIBA)

 今年8~9月に沖縄、フィリピン・マニラ、インドネシア・ジャカルタの3都市で開催されるFIBAバスケットボール男子ワールドカップ(W杯)において、米国NBAの元スター選手であるスペイン出身のパウ・ガソル氏がグローバル・アンバサダーに就いた。ガソル氏は日本開催だった2006年のW杯でエースとしてスペインを優勝に導き、MVPに輝いた同国のレジェンド選手だ。今後、世界中で大会のプロモーションを行う。

NBAレイカーズでは故コービー・ブライアントと2連覇

 ガソル氏は母国スペインリーグの名門FCバルセロナでプロデビューし、その後19シーズンに渡ってNBAでプレーした。現在日本代表の八村塁選手が所属する名門ロサンゼルス・レイカーズにいた2008-09、09-10の両シーズンには、不慮の事故で20年に41歳の若さで亡くなったNBAスーパースターの1人である故コービー・ブライアントと強力なタッグを組み、連覇を果たした。

 スペイン代表として国際大会での活躍も顕著で、3回出場したW杯では2006年のMVPのほか、14年のスペイン開催時にも「オールスターファイブ」に選出された。5回出場したオリンピックでは、銀メダル2つ、銅メダル1つを獲得。21年の東京オリンピックを最後に、現役を引退した。

沖縄に来県する可能性も…

スペイン代表として様々な国際大会で活躍したパウ・ガソル氏(©︎FIBA)

 アンバサダーについては、ガソル氏と同じくNBAや国際大会で活躍した強豪国アルゼンチン出身のルイス・スコラ氏の就任も既に決まっている。それを念頭に、ガソル氏は「バスケットボールのレジェンドたちの素晴らしいチームの一員となれること、さらに真のレジェンドであり、また一番てごわいライバルでもあったルイス・スコラと一緒に大会を盛り上げられることは、本当に光栄です」とコメントした。

 今後、2人は4月29日にマニラで行われる組み合わせ抽選会や世界各地でのプロモーションに参加する予定。開催地の一つである沖縄に来県する可能性もありそうだ。


長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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