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夜の蝶が昼から走る!沖縄県内キャバクラ8店舗対抗大運動会!
- 2022/12/5
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夜の蝶が日射しが照り付けるフィールドを走る!県内のキャバクラ8店舗対抗で行われる運動会が11月28日、浦添市のANA FIELD 浦添で開催された。年に一度の恒例で、店舗間の親睦を目的に始まり今回が5年目。11種目、5時間に及ぶ長丁場の戦いだ。同業同志の集まるイベントとしては規格外の優勝賞金80万円を懸けて、各チームが火花を散らした。
イベントは午後1時に開始。前日に朝まで営業していたことで、メンバーが半数も揃っていないチームもある中、開会式が行われた。選手宣誓は全チームを代表して「LUSH」のメンバーが行い「明日訪れる筋肉痛の恐怖に負けず、怪我無く精一杯頑張ります」と声を張り上げた。
競技に白熱
キャバクラの世界は、指名を奪い合う熾烈なイメージを抱きがちだが、那覇市松山にある「STAR」のメンバーは「ランチを一緒に食べるほど仲は良い」と話す。「今日はとにかく飲んで勝とうと思います」と、結果と反比例しそうな特殊な作戦を練っていた。
個の力が試される玉入れ、息を合わせる大縄跳び、戦略がモノを言う5色綱引き、全力疾走の50m走などで躍動する。
休憩も兼ねたクイズ大会では、
Q.繁華街松山において最も老舗のクラブ『MODE』その創業年数を答えなさい
A.23年
といった業界ならではの問題も飛び出した。
イス取りゲームで優勝した「AZIENT CLUB」のめるさんは「勝利を祝って、隣のチームのメンバーが私を指名して飲みに来てくれるみたいです」と、売上にも繋がる出来事が発生。さらにはその功績を称え、その場で時給のアップも決定した。
この日司会を務めたのは、スポーツ実況アナウンサーとして活動する伊波大志さんだ。「緊張感なく実況を楽しめるのが良いです。普段やっている闘牛実況のスキルは毎年騎馬戦で活かされています」
最後の全員リレーで全てが決まる
最後は花形競技である「全員リレー」。これまでの種目では、上位から3点・2点・1点を獲得していたが、最終種目でもらえる得点は、当然10,000点である。優勝チームには現金80万円、2位以下は0円。駆け抜けて賞金を獲得するという意味では、アスリートとほとんど一緒だ。
最後の全員リレーを制し、優勝したのは…「LUSH」チーム!驚きの瞬発力を持った嬢が、後続を一気に突き放しての独走劇だった。
「色気で相手チームを揺さぶって気持ちの面で先制できたと思います。賞金80万円はキャバクラで使って還元するのと、来年のためにもっと過激なユニフォームを作ります」と、早くも連覇を意識する。
お店同士のアットホームな交流生む
イベントに参加した店舗は系列店というわけではなく、横の繋がりで集まったという。
今回の運動会の発起人である那覇市松山「ツースター」の代表の下里さんは、「きっかけはお店同士の交流が目的で、当初は30人だったのが今では150人を超えました。自店が満席の場合は、このイベントを通じて仲良くなった店舗同士でお客様を紹介し合うなど、アットホームな交流も生まれています」と、築き上げた関係性を語った。
嬢たちもそうだが、普段のボーイ業務で培った巧みなトランシーバー捌きで淀みない進行を行った運営チームにも拍手を送りたい。
長く熱い戦いは幕を閉じ、メンバーらはそれぞれアフターパーティーに姿を消していった。