【速報】キングス第4Qで失速、崖っぷちに Bリーグファイナル第1戦、宇都宮に61-80

 
ロッカールームに引き上げる琉球ゴールデンキングスの選手たち=5月28日、東京体育館

 プロバスケットボールBリーグ1部のファイナル第1戦が28日、東京体育館で行われ、琉球ゴールデンキングス(西地区1位)が宇都宮ブレックス(東地区4位)に61-80で敗れた。2戦先勝方式のため、キングスは崖っぷちに追い込まれた。29日に同体育館で第2戦が行われる。

クーリーが前半だけで得点、リバウンド二桁

 両チームとも序盤から持ち味とする堅守を発揮するが、キングスはジャック・クーリーが前半だけで13得点、10リバウンドの活躍を見せ、安定して得点を重ねた。一方の宇都宮は遠藤祐亮の連続スリーポイントやチェイス・フィーラーのミドルなどで外から高確率でシュートを決め、前半を35-38の僅差で折り返した。

 第3Qで先に流れを掴んだのはキングス。小野寺祥太と今村佳太のスリー、今村の体を張ったリバウンドで波に乗り、先行した。しかし終盤で宇都宮に中を攻められ、56-54と再び点差が詰まった状態で最終第4Qに入った。

会場の東京体育館。会場前から長蛇の列ができた

最終盤、宇都宮エース・比江島の独壇場

 第4Qの序盤は宇都宮のエース比江島慎の独壇場となる。ドライブからファウルをもらってのバスケットカウントワンスローを決めるなど、このクオーターだけで11得点。キングスは開始2分30秒で早くもチームファウル5つとなり、一気に流れを持っていかれた。

 キングスはインサイドを固めた宇都宮の守備にターンオーバーを連発し、リバウンドをも支配されて第4Qはチーム全体でわずか5得点と完全に沈黙。点差を大きく引き離された。

 29日の第2戦でキングスが勝利すれば1勝1敗となり、最終第3戦が31日に行われる。宇都宮が連勝すれば、宇都宮は5年ぶり2度目の優勝となる。


長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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