自動車ラリー南米王者は県系・知念選手「次は世界で頂点に」
- 2021/5/13
- エンタメ・スポーツ
ボリビア東部のサンタクルス市に、自動車レースのラリー競技でボリビアラリー選手権やFIA南米ラリー選手権で優勝するなど活躍している県系人がいる。沖縄県系2世の知念ルイス選手(45)だ。レースを優勝へ導くマシンの整備やドライバーの隣に座ってナビゲートを行うコ・ドライバーとしてボリビア国内や南米各国で1年に約14大会ほどに出場し、これまで得たトロフィーは優勝カップを含め約80個に及ぶ。
ラリー競技、コ・ドライバーとは
ラリー競技は、基本的に一般公道で競技を行うことが特徴である。運転するドライバーと、助手席で道順を指示するコ・ドライバー(ナビゲーター)の2名1組が競技車両に乗り、指定された区間を走行して総合タイムの速さを競う。ヨーロッパを中心としてアフリカや中南米など世界中で人気が高く、日本でも全日本ラリー選手権や地方選手権などが積極的に行われている。
ラリー競技の最高峰に位置するFIA世界ラリー選手権(WRC)だと、日数にして3日から4日、総走行距離にして約1,5000km、うちタイムを計るコース(スペシャルステージSS)は、300km〜400kmである。