FC琉球上里一将選手 キャプテンの重みと苦しみと
- 2020/12/24
- エンタメ・スポーツ
個人的なことばかりでなく、チーム全体をみて話す姿は、12月2日に対戦したツエーゲン金沢の柳下監督(上里選手が初めてJリーグに入団した札幌時代の監督)が試合後に上里選手について話したコメントに凝縮されている。
「来年もまたやろうな、って声を掛けたら“失点した後にバタバタしちゃうんです、ビルドアップがまだまだです”って監督みたいなこと言っていた、大人になったと嬉しかった」。
厳しい一年が終わった。子供たちとふれあいながらミニゲームに興じる姿は、サッカー少年に戻っている。「サッカー教室って、僕らはボランティア。選手が楽しさを伝えて、その子たちが将来Jリーグの選手になってそこにお金が入るようになったら嬉しいこと。僕も子供たちと一緒の時間はすごく楽しいから」。そう笑顔で話した。
2021年、コロナの影響で日常がどう変化しているのか誰にもわからない。それでも上里一将選手の“サッカーが好き”な気持ちに変りはない。
「毎日、どこにいてもサッカーのことを考えちゃう。どんだけ好きなんだって。来年もサッカーを通じて夢やエネルギーを届けられるよう、しっかり準備していきます」と、既に来年に向けて気持ちを切り替えていた。