“西首位争い”続けるキングス、ライバル島根に競り勝ち「4連勝」 U18は悔しい一敗

 

キングスU18 今季初の敗北も前向く

ドライブするキングスU18の佐取龍之介

 キングス対島根の一戦の前に試合を行ったキングスU18は悔しい敗戦となった。

 10月にユース育成特別枠でトップチームにもエントリーしている関谷間ら力のある選手が揃う千葉ジェッツU18に対し、序盤は互角の戦いをしていたが、攻守の素早い切り替えから速攻を出されたりして39ー48とリードを許して前半を折り返した。

 後半に入ると高さで勝る相手にリバウンドからセカンドチャンスを与える場面が増え、3Pを高確率で沈められた。すると、ボールシェアから各選手がバランス良く得点を重ねることを持ち味とするキングスU18のオフェンスのリズムが狂い、攻めが単調になって第4Q終盤で突き放された。

新垣元基(手前)がシュートを決め、喜ぶキングスU18のベンチ

 スタッツでは佐取龍之介が26得点、17リバウンドと際立った活躍を見せたほか、宜保隼弥も19得点、4アシスト、5スティールを記録。3得点、4アシストの新垣元基はポイントガードとしてリーダーシップを発揮し、得意の速い展開に持ち込む場面もあった。

 全国4地区に分かれてリーグ戦を行うリージョナルリーグ、4地区の上位2チームずつの計8チームがリーグ戦で頂点を決めるエリート8を通し、今シーズン初めて黒星を喫したキングスU18。与那嶺翼HCは「1敗はしましたが、4試合目以降もしっかりと一勝一勝を積み重ねていきたいです。僕らの(優勝という)目標はぶれてないので、そこに向かってしっかりと準備をしていきたいと思います」と語り、次戦に向けて気を引き締めた。

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長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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