「選手信じて仕切り直す」髙原直泰監督、一木立一の一問一答 4連敗の沖縄SV
- 2023/7/31
- エンタメ・スポーツ
サッカー日本フットボールリーグ(JFL)で最下位の沖縄SVは30日、沖縄市陸上競技場で今季第17戦を行い、同10位のブリオベッカ浦安に1-2(前半0-0、後半1-2)で競り負けた。4連敗で通算成績は2勝12敗3分。勝ち点9で順位は変わらず。
4試合ぶり得点も逆転負け
後半6分、SVはMF飯島翼が左サイドの裏に抜け出して鋭いクロスを上げ、相手GKが弾いたところをFW一木立一が押し込んで先制。4試合ぶりの得点で優位に立ったのも束の間、5分後に右サイドを崩されてからのヘディングシュートで追い付かれる。
その後は攻め込まれながらもなんとか耐えていたが、アディショナルタイムの最後のワンプレーで痛恨の追加点を許し、それと同時に試合終了のホイッスルが響いた。
約2カ月に渡り白星から遠ざかっているSV。リーグはこれから約1カ月間中断するため、この期間にチームを好転させたいところだ。浦安戦後、髙原直泰選手兼監督と一木がメディアの取材に応じた。
「点を取る形はつくれてる」髙原監督 1カ月リーグ中断
髙原選手兼監督の一問一答は以下。
ー総括を。
「どちらに転んでもおかしくないゲームだったけど、同じようなシチュエーションでゴールを決められなかった自分たちと最後に決めた相手では、やっぱり順位の差が結果に反映しているのかなと感じます。難しい状況ですけど、選手たちはなんとか自分たちでこの状況を打開してやろうという気持ちを持ってやってくれています。リーグは中断に入るので、再開に向けてもう1回し切り直し、結果を出せるようにやっていきたいです」
ー久しぶりに得点が入った。
「今回は得点につながりましたね。(2試合前の)Honda FC戦以外はビッグチャンスが毎試合あるんです。ただそれを決められず、今日もそれが結果につながってしまった。同点に追い付かれた後も2点目を取れるチャンスがあったんですけどね。点を取る形はある程度つくれてるので、あとはもう根気強く続けていくしかないと思います」
ー得点直後の失点は気持ちが引いてしまったのか。
「気持ちが引いたというより、対応が良くなかった。相手の2番の選手が脅威と言ってたんですけど、縦に行かれてしまった。自分たちがようやく点を取れたというところで緩みが出て、どう守らなきゃいけないのかが飛んでしまったのは残念です。最後のワンプレーでの失点を含め、勝てないチームに起こってしまう現象なんですよね。最低でも引き分けで終わらないといけないゲームだった」
ー選手として貢献したい部分は。
「チームがどう勝ち点を積めるかが大事なので、個人としての意見は特にないです」
ー前半戦を振り返り、今後にどうつなげるか。
「最初はチーム内に(リーグのレベルを)少しなめてるような雰囲気があって、変な自信を持ってしまっていた。その意識を変えさせるためにメンバーをいじったり、いろんなことをしてきたけど、変化をもたらすのに時間がかかりました。結果も出ない中で難しい状況に陥ってしまい、チームのことより選手たちが自分のことが優先になってしまった」
「現状ではチームのために戦おうというメンタルになってきていて、それが一つ一つのプレーにも出てきています。いい方向には向かってると思う。ただ最後の一押しは壁が厚い。頑張ってくれてる選手たちを自分が信じて、また準備をして、中断明けのゲームからまたしっかり戦えるようにやっていきたいなと思います」