残り4試合で西地区首位に浮上したキングス 次節“難敵”大阪戦の鍵は…

 
ゴール下で厳しいマークを受けながらシュートを放つジャック・クーリー=4月23日、沖縄アリーナ©Basketball News 2for1

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは23日、ホームの沖縄アリーナで行ったサンロッカーズ渋谷(中地区4位、以下SR渋谷)との今季第56戦を90ー84で勝利し、8連勝を飾った。この日、長らく西地区1位を走り続けてきた島根スサノオマジックが敗れたため、キングスと島根が通算45勝11敗で並び、直接対決の結果を踏まえてキングスが西地区2位から首位に浮上した。

 レギュラーシーズンは残り4試合。地区順位は、上位8チームがトーナメント形式で年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)において、ホームで試合を開催できるか否かに関わってくるため、キングスにとっては最後まで負けられない戦いが続く。

クーリーが2試合連続の「20リバウンド」

鋭いドライブを仕掛けるコー・フリッピン©Basketball News 2for1

 23日のSR渋谷戦、キングスは前半を5点リードで折り返すと、後半に入ってからも現在リーグリバウンド王のジャック・クーリーを中心にインサイドを支配し、点差を保つ。すると第4クオーター、勢いそのままに松脇圭志のスリーポイントや、コー・フリッピンの絶妙なアシストを受けた渡邉飛勇の豪快なダンクが決まり、リードをこの試合最大の14点に広げた。

 しかし、ここからSR渋谷の猛追に遭う。タイムアウトの直後に連続スリーを沈められてディフェンスが乱れ始めると、ローテーションのミスから簡単なシュートを立て続けに決められ、残り2分を切ってついに80ー80に追い付かれた。

 苦しい展開となったが、最後はこの試合で26得点、20リバウンドと気を吐いたクーリーが攻守でリバウンドを連発。自ら得点も重ね、再び相手を突き放して貴重な一勝をもぎ取った。

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