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沖縄を愛するうちなーんちゅの夢が詰まった一冊 HYやryuchellら50人
- 2022/10/14
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HYやryuchell、琉球ゴールデンキングス岸本隆一選手など、沖縄出身の著名人をはじめとする沖縄を愛する総勢50人(組)が夢を語った本『WE HAVE A DREAM 沖縄を愛するうちなーんちゅの夢ー好きを力に未来を生きる』(編:沖縄ドリームプロジェクト)が10月1日から全国出版されている。沖縄県内外各地で活躍するうちなーんちゅの夢や、夢を持つまでのきっかけ、夢を追いかける中での挫折、そしてこれからの未来について描かれている。
「伝える」「つくる」など5つのキーワードで夢紹介
本書に登場するのは、生粋の沖縄県民はもちろん、沖縄を想い働く人々や、海外で暮らす沖縄出身者など、沖縄を心から愛するうちなーんちゅ50人(組)。
5つのキーワードに分かれて“夢人”が紹介されている。
①「伝えるーShare」では、アナウンサーとして沖縄の人々の声を届けると同時にドキュメンタリー映画も制作する平良いずみ氏やryuchell氏、HYらが登場する。
②「守るーSave」では、戦後三代にわたり沖縄伝統菓子を作り続ける外間製菓所の3代目店主の外間有里氏や、美しい海を守るためサンゴを卵から育てる4代目「ミスワリン」の澪花氏らが登場。
③「つくるーCreate」では、本部町産アセローラの普及に注力する農業生産法人株式会社アセローラフレッシュ社長の並里康次郎氏や、異文化が混ざり合う地域の特性を活かしプラザハウスを拠点として沖縄ならではの文化を発信する平良由乃氏らが登場。
④「つなぐーConnect」では、琉球舞踊家の嘉数道彦氏、⑤「変える-Change」では、「食を通して沖縄の文化を守り、伝え、発展させていく」という理念を掲げる「上間天ぷら」の上間喜壽氏など、様々な職業や年代の人たちが描く夢を知ることができる。
沖縄から夢の輪を
「本土復帰から50年を迎えた沖縄で、これから50年先を考えるきっかけをつくりたい。沖縄を愛する人と夢を語り合い、自分たちの周りから未来を照らしていきたい」。沖縄で20年間にわたって観光業に取り組んできた株式会社アンカーリングジャパン代表の中村圭一郎氏の想いから沖縄ドリームプロジェクトが始まり、制作が始まった。
「夢」の持つ力を信じ、いくつもの本を制作してきた「いろは出版」が沖縄版のプロジェクトをサポート。想いに共感した仲間が次々に加わり、沖縄への愛と夢が詰まった一冊を完成させた。
「好き」から夢を見つけるサポート
本書は、企業や団体、個人と協働して、県内の中学生全生徒に贈呈される予定だ。本書と一緒に、自分の夢について生徒が考える機会をつくり、夢を描くサポートをする流れもつくる。
読者が好きをキーワードに自身の理想の未来ついて考えるためのガイドページを通して、手に取った人たちから夢を集める第二弾のアクションも計画中だ。
中村代表は「中学生をはじめ若い読者たちが、ワクワクドキドキしながら未来に向かって自らも夢を描きたくなるような本となっている。この本をきっかけに、一緒に夢を語り合う仲間を増やし、沖縄から夢の輪を広げていきます」と今後の展開にも意欲的だ。
うちなーんちゅの夢を知ると、沖縄の未来が見えてくる。50年先の未来を照らすこの一冊を、是非いろんな方に読んでもらいたい。
本書詳細
『WE HAVE A DREAM 沖縄を愛するうちなーんちゅの夢-好きを力に、未来を生きる-』
本体価格:1,500円+税
編:沖縄ドリームプロジェクト
販売:ジュンク堂書店那覇店、他県内各地書店、いろはshopなど
沖縄ドリームプロジェクト特設サイト:https://hello-iroha.com/uchinanchu/