でもわかんないんだよ！

　そうですよね、いくらにすればいいかわからないですよね。特にフリーランスになったばかりの方。ここでは、報酬の金額を定めるためのコツをお伝えしたいと思います。　

　まずは相場を調べる事です。自分と同じ業種の報酬設定を調べるのもいいと思います。これはネットで検索したらすぐ出てきます、例えば僕だと「お笑い芸人　司会」とか「お笑い芸人　ギャラ　ネタ」とか。はい、ネットは筒抜けです、コワイコワイ。大事なポイントは一つの情報元だけでなくいっぱい調べて相場を定める事です。情報は知っていれば知っているほどいいと思います。仕事をお願いする方も同じように調べていたり、相場を知っていたりすることが多いので、お互い相場を知っているとスムーズです。

　単純に人に聞くのもいいと思います。同じ業種の方に聞いたりすると結構教えてくれます。「ニッキー！同じ業種だとライバルじゃないの？聞けないよ！」そうでもないですよ、結構みんな優しいですよ（笑）その業界自体が盛り上がった方がいいと前向きに考えている方がほとんどです。こちらも相場を調べる時と同様に1人以上に話を聞けたらいいと思います。

これから自分のサービスの価値を決める方へ

　僕は事務所に所属していた経験もあり、自分が提供できるサービスの金銭的な価値もある程度わかっていました。ですが、そんな自分も初めてやる仕事は相場がわからず迷うことがあります。なので全く経験がない人は怖くなるのもわかります。

　最初は失敗することもあると思いますが、経験を重ねてわかっていければいいと思います。相場は変わるものです。僕も定期的に調べたり聞いたり助けを得ながら経験を重ねております。

サービス価値を上げるために　

　一つ気になる事があります。それは、ローカルで活動するフリーランサーで自分のサービス価値を決めてない方が多い、という印象があることです。それは、個人的には改善した方がいいポイントだと思います。仕事をお願いするクライアントが決めた金額だったら、報酬金額交渉をすることなく、いくらでもいいよ、というタレントがいるのです。それはお金がもらえたら少なくてもいいよとか、相場が分からないとか、今の金額で満足とか、経験を増やせたら何でもする、とかいろんな理由があると思います。

　しかし、それは無責任な行為だと思うのです。ちゃんと自分のサービス価値を知りそれを定め、その上で責任を持ってサービスを提供することが大切です。そうしなければ「サービスの価値に自信がないから値段を上げないし、報酬に興味が無い」というように受け取られてしまいます。

　極端な考えかもしれませんが、「提供サービスどうでもいい＝値段どうでもいい」という印象を僕は感じます。

　僕は司会の仕事が多いですが、自分の司会の技術は10年以上かけて磨き育てた自分のサービスであり、子供と言ってもいいようなものです。

　それをいくらでもいいよというのが考えられないのです。それぞれいろんな考えがあると思いますが、価値を定めるという行為は沖縄のフリーランス業界のサービスレベルを上げる大事な要素だと僕は思います。

　今回はフリーランス初心者向きに記事を書いてみましたが、フリーランスの経験がある方にも何か気づきがあると幸いです。フリーランスベテランの方も記事を読んで気づきがあったら、記事をシェアしているSNSにコメントもしていただけると嬉しいです！

　一緒に頑張ってフリーランスとして提供しているサービスの価値を高めていきましょう！