キングス、ファイナルに向け横浜へ!岸本、今村、桶谷HCの意気込み詳報
- 2023/5/25
- エンタメ・スポーツ
プロバスケットボールBリーグ1部西地区1位の琉球ゴールデンキングスの選手たちが25日午後、チャンピオンシップ(CS)ファイナルが行われる神奈川県の横浜アリーナに向け、沖縄を出発した。対戦相手は東地区1位で、今シーズン53勝7敗と歴代最高勝率を記録した千葉ジェッツ(千葉J)。2戦先勝方式で実施し、27、28の両日に行う2試合で1勝1敗となった場合は、30日の第3戦で年間王者を決する。
大一番を前に、キングスの岸本隆一、今村佳太、桶谷大ヘッドコーチ(HC)の3人は25日、飛行機に搭乗する前に那覇空港でメディアの取材に応じた。一問一答で詳報する。
今村「肝心なのはゲームの入り」
#30 今村佳太
ーチャンピオントロフィーを沖縄に持ち帰るイメージは固まっているか。
「それを実現できるように準備してきましたし、自信もあるので、そうなればいいなと思ってます」
ーどんな調整をしてきたか。
「大きく何かを変えるというよりかは、日々の積み重ねを大切にしてきました。毎日やってきたことを欠かさず、続けることにフォーカスし、今はコンディションもメンタルもとてもいい状態です。非常にわくわくしてますし、試合が楽しみです」
ー初めての経験だった昨シーズンのファイナルと比べて、心境の変化は。
「去年に比べてだいぶリラックスしてます。レギュラーシーズン(RS)、CSの経験を通して自信があるのかなと。ただ過信することなく、まだ試合まで時間もあるので、いい準備ができるようにしたいです」
ー千葉Jに対する印象は。
「本当に能力の高いチームで、手ごわい相手だと思います。ただファイナルの舞台はRSとは別物だと思ってるので、先に自分たちの展開にできた方がアドバンテージを取れる。肝心なのはゲームの入りかなと思います」
ーRSの千葉Jとの2試合目で最後に勝負を決めるシュートを入れた。いい感覚は残ってるか。
「ファイナルは試合の感じも緊張感もまるで違うとは思うんですけど、自分としては千葉さんに対して嫌なイメージはないですし、勝つイメージもできています。ファイナルの舞台に気負い過ぎることなく、周りの選手たちが気持ち良くプレーできるように、コミュニケーションやいいプレーを心掛けていきたいです」
ー千葉JはRSで対戦した時に欠場していた帰化選手のギャビン・エドワーズが復帰している。
「高さやリバウンドは本当に強いなと思いますし、選手層に厚みもあるので、そこを崩すのはなかなか難しいと思います。それでもキングスのビッグマンはリーグの中で最強だと思ってるので、相手に誰が入ってきても揺らぎはないです。アドバンテージもあると思う。何が起きるか分からない戦いではあるんですが、自分たちのやるべきことを40分間遂行できれば確実に勝利はもぎ取れると思います」
ー千葉Jは3ポイントが大きな武器。対策は。
「自分は日本人選手だけでなく、ヴィック・ロー選手やクリストファー・スミス選手など外国籍選手にもマッチアップする機会が多くなると思いますが、それもこれまでやり続けてきたことです。今までやってきたことを信じて、ハードワークしたいです」
ーブースターに対する思いは。
「去年は僕たちもそうですし、ブースターの皆さんにも非常に悔しい思いをさせてしまいました。今度はしっかりと沖縄に優勝トロフィー持ってきて、ブースターの皆さんと笑顔で終われるように準備したいです。横浜アリーナにもたくさんの人たちが応援に駆け付けてくださると聞いているので、その声援をしっかりと自分たちのアドバンテージにして、試合を楽しみたいなと思います」