【速報】キングス準優勝、2連敗で初のファイナル終える 第2戦、宇都宮に75-82

 

 プロバスケットボールBリーグ1部の2021-22シーズンファイナル第2戦が29日、東京体育館で行われ、琉球ゴールデンキングス(西地区1位)は宇都宮ブレックス(東地区4位)に75-82で敗れた。宇都宮は5年ぶり2度目の優勝。キングスは初のファイナルを2連敗で終え、準優勝となった。チャンピオンシップMVPには宇都宮の比江島慎が輝いた。6,874人が来場した。

スリーの確率上がらず

 キングスは試合開始からインサイドアウトでフリーのスリーポイントを多く放つが、前半は19分の4(21.1%)と確率が上がらない。ビッグマンにダブルチームを仕掛けるなど、インサイドを徹底して守る宇都宮のディフェンスを崩せずに外から打たざるを得ない場面も目立った。

 守りでは日本人に高さや幅のある選手が多い宇都宮に、岸本隆一やコー・フリッピンのポジションでミスマッチを突かれ、ゴール下を中心に得点を許す。宇都宮は前半でターンオーバーがゼロと安定感を維持した。

 第2Q終了間際に今村佳太のスリーポイントでなんとか一桁得点差に縮めたが、30-38と劣勢で前半を折り返した。

最終第4Q 猛追及ばず

 第3Qに入るとドウェイン・エバンスがドライブから得点を挙げ、このクオーターだけで12得点。残り1分29秒で54-52とこの試合初のリードを奪った。

 しかし第4Qに入ると渡邉裕規のスリーやミドルで点差を離され、前日の第1戦と同様に終盤で宇都宮にペースを握られる。残り約4分で10点差を付けられた。

 諦めないキングスはここから猛追を見せる。岸本のスリーやアレン・ダーラムのバスケットカウントワンスローで残り2分22秒で2点差まで詰め寄る。

 再び6点差を付けられたが、フリッピンと今村の連続スリーで1分を切ってまたも2点差に。ここで宇都宮の比江島慎がバスケットカウントワンスローを決めて5点差。最後はフリッピンのパスミスや、今村のスリーがブロックさせるなど決め手を欠き、逆転には至らなかった。


長嶺 真輝

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ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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