目指す3年後のアメフト国内トップリーグ加入 琉球Gライオンズ

 

首里城ボウル中止となるも、続ける普及活動

開催するはずだった首里城ボウルポスター(チーム提供)

 8月28日、チームはX2リーグの三菱商事CLUB TRIAXを沖縄に招き「首里城ボウル」と銘打ったチャリティー試合を開催する予定だった。しかし新型コロナの感染拡大で中止に。スポンサー集めや開催のため汗をかいたメンバーにとっては無念の思いがあったが、新城代表は前を向く。

「残念な気持ちが一番大きいですが、今回は1試合の話。今後リーグ戦に入ったらシーズンは続くし、1回の(中止の)結果で気落ちするのではなくて次に向けてどんどん活動しようと、しっかり(コロナ)対策をした中での話ですが練習も続けています。興奮とか勇気とか見ていて楽しいと(見る人に)元気を与えられたらいいなと思っています。」

 チームは国内トップリーグを目指す一方で、アメフトの普及活動にも力を入れている。新型コロナ感染拡大前まで、タックルなど激しい接触が無い「フラッグフットボール」を保育園児や子どもたちに体験してもらって体を動かす楽しさを伝えたり、沖縄の風景と選手たちを1枚の写真に収めSNSで発信したりと、見る人に沖縄とアメフトの両方を印象付ける工夫をしている。

子どもたちとフラッグフットボールをする選手たち(チーム提供)

「まずは沖縄の方たちにアメフトの良さを伝えて見に行きたいと思ってもらえる、愛されるようなチームを目指しています。そして次の世代を担う子どもたちにカッコいい、やってみたいと感じてもらえたらと思います」(新城代表)

 コロナ禍でグラウンドがほとんど使えず、練習場所の確保も難しい中ではあるが、琉球ガーディアンライオンズはコロナ後を見据え、活動を続ける。また選手の家族などがスタッフとして、SNSなどに情報を上げるほか、練習中の動画撮影や編集といったPRにも力を注いでいる。さらにチアダンスチーム「琉球ライオネス」もライオンズとともに練習し、準備を続けている。チームのインスタグラムツイッターなどでその熱量を感じてみてほしい。


☆琉球ガーディアンライオンズHP
http://ryukyuguardianlions.com
☆公式インスタグラム
https://www.instagram.com/ryukyu_guardian.lions
☆公式ツイッター
https://twitter.com/GuardianLions43

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