“インカレMVP”の脇真大(白鷗大4年)が琉球ゴールデンキングス加入 特別指定選手

 
(琉球ゴールデンキングスのプレスリリースより)

 プロバスケットボールBリーグ1部西地区の琉球ゴールデンキングスは19日、白鷗大学4年の脇真大が特別指定選手として加入することを発表した。脇は今月行われた第75回全日本大学選手権大会(インカレ)の決勝でエースとして17得点を挙げ、同大の2年ぶりの優勝に大きく貢献。大会得点王と最優秀選手賞を受賞した。

身長193cmで高いオフェンス能力

 熊本県出身。岡山商科大学附属高等学校を卒業後、白鷗大に入学した。2021-22シーズンには茨城ロボッツに特別指定選手として所属し、U22日本代表の経歴もある。

 身長193cm、体重86kgのフォワード。優れた身体能力を持ち、力強いドライブやスリーポイントシュートを武器にオフェンス能力が極めて高い。

 キングスの安永淳一ゼネラルマネージャーは脇の加入を受けて「脇選手の闘志に惚れました。勝者のメンタリティを持つ、素質の高い選手であり、プロの世界に入っても頭角を現してくれることを楽しみにしています。琉球ゴールデンキングスの脇選手への応援をどうぞよろしくお願いします」と活躍に期待した。

脇「勝利に貢献できるように頑張ります」

 脇自身は「この素晴らしいチームの1人としてプレー出来ることを嬉しく思っています。チームの勝利に少しでも早く貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」とコメントした。現在、西地区首位を走るキングスには今村佳太や牧隼利、松脇圭志など様々なタイプのガード、フォワード陣がいるため、多くの学びを得られそうだ。

 いきなりは難しいかもしれないが、先々はプレータイムを得ることも期待される。

 白鷗大の網野友雄ヘッドコーチは「脇選手の1番の強みはダイナミックなドライブです。まだ伸び代が沢山ありますが、キングスのスタイルに合う選手だと思います」と評価。キングスの桶谷大ヘッドコーチも「193cmとサイズがありながらフィジカル、スピード共に兼ね備えている選手です。ハンドラーとしてペイントアタックができる力は近い将来キングスの新しい武器になっていることを期待します」とコメントした。

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長嶺 真輝

投稿者記事一覧

ながみね・まき。沖縄拠点のスポーツライター、フリーランス記者。
2022年3月まで沖縄地元紙で10年間、新聞記者を経験。
Bリーグ琉球ゴールデンキングスや東京五輪を担当。金融や農林水産、市町村の地域話題も取材。

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